ビタミンDの重要な働き4選
皆さんはビタミンDと聞いて何を思い浮かべますか?
ビタミンだから大事なんでしょ?
日光を浴びるとできるんでしょ?
そうなんですが、ビタミンDは私達の体の中でとても重要な働きをしているのです。
今日はビタミンDの働きについてお話します。
ビタミンDの重要な働き4選
- 細胞の増殖・分化を調整する
- 免疫システムを正常に保つ
- メンタルと脳の働きを正常に保つ
- 骨を強くする
それぞれ見ていきましょう。
1. 細胞の増殖・分化を調整する
細胞の増殖は生きていくうえで書かせませんが、制御不能な増殖はがんにつながる可能性があります。また、増殖した細胞が適切に分化(適切な働きをもつようになる)しないと、体の中の機能が保たれません。ビタミンDはこれらを調整して細胞が適切に機能するように調整します。
2. 免疫システムを正常に保つ
免疫機能が低下すると風邪や細菌感染にかかりやすくなります。一方で、免疫が働きすぎるとアレルギーや自己免疫性疾患に繋がります。ビタミンDは免疫システムを調整して正常に保ちます。最近では、ビタミンDが不足していると新型コロナウイルス感染症の感染率や重症化率が高いことが報告されています。
3. メンタルと脳の働きを正常に保つ
ビタミンD不足は、うつ病や認知機能障害、アルツハイマー病と関連しているとされています。記憶力や意志力を保つためにもビタミンDは欠かせません。
4. 骨を強くする
骨の主成分はリン酸カルシウムであり、ビタミンDはこれらの調節に深く関わっています。ビタミンDの欠乏や不足は、子供ではくる病、大人では骨軟化症や骨粗鬆症と関連します。骨折予防のためにもビタミンDは重要です。
いずれもwellnessを高めるために大事な働きですね。
整形外科医的には、4を特に重要視したくなります。
以上、ビタミンDの重要な働きについてのお話でした。
今日はこの辺で。また次回。