学童野球はドミニカ共和国に学べ!

学童期野球選手のケガ予防を考えるときに、とても参考になるデータがあります。内容は参考記事を参照して頂きたいのですが、以下に内容の要約を記載します。

参考記事:Microsoft Word - ã…›ã… (coocan.jp)

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2018年1月に日本の整形外科医らがドミニカ共和国を訪れ、学童期野球選手の「野球肘」を調査しました。ドミニカは小国ながら多くのメジャーリーガーを輩出しており、成長期に体を壊さないことの重要性を指摘しています。

整形外科医らはドミニカの学童期野球選手の障害発生率を調査し、指導法を評価しました。結果は、肘外側の離断性骨軟骨炎の発生率は0%、内側の裂離骨折の発生率は15%であり、日本よりも圧倒的に低い結果でした。日本では肘の痛みを経験する小学生が約半数に上り、日本の状況は異常とされています。

ドミニカの学童野球の練習は週5日程度で1日の練習時間も3時間に満たないとのことです。ドミニカではケガをさせないために指導者が存在するという考え方をもとに、子どもたちが自主的に楽しく野球をしているのです。

調査を行った整形外科医は、特に小学生の骨が未成熟で運動神経の基礎が伸びる時期において、運動神経を向上させるために正しい指導が必要であると話しています。

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ドミニカの野球肘の少なさには驚きです。

練習内容として、子供が好きなバッティング練習に重点をおき、投球数は少なくしているなど工夫があるようです。日本の学童野球の現場でも十分に取り入れられそうですね。

子供がのびのびと野球を楽しむ、かつケガ予防にもなる。

これが本当の意味で”Enjoy Baseball”なのではないでしょうか。

学童期野球選手のwellnessを考えるヒントになりました。

今日はこの辺で、また次回。